爪水虫を熱湯で退治するのは本当？ 熱湯治療のメリットとデメリット

温熱治療３選

爪水虫を熱湯で治療する方法は、以下のようなものがあります。

白癬菌は、４２℃以上で死滅します。

• 42度以上の熱湯に足を浸す。酢や竹酢液などの殺菌剤を加えると効果が高まると言われています。20分くらい足を浸しておくと良いでしょう。
• ドライヤーを使って足の患部に温風を当てる。熱いと感じる瞬間にドライヤーを離すのを繰り返します。白癬菌は60度以上の温度で1秒間熱すると死滅すると言われています。
• カイロを使って足の患部を熱する。2時間以上も同じ個所に熱いカイロを当てておくと良いでしょう。

しかし、これらの方法は火傷の危険性が高く、また爪の奥まで熱を伝えることは難しいので、爪水虫の根本的な解決にはなりません。白癬菌は熱に弱いですが、中途半端に熱した場合には症状が悪化する可能性もあります。足を熱した後は、水滴をしっかり拭き取って乾燥させることも忘れないでください。

爪水虫の完治を目指すのであれば、爪水虫専用の薬を用いて治療するのが一番の近道です。皮膚科に行って医師に相談してみることをおすすめします。

その他の治療法

熱湯療法以外にも、爪水虫の治療には

• 外用薬
• 内服薬
• レーザー治療

など、さまざまな方法があります。

どの治療法が最適かは、患部の状態や個人の状況によって異なるため、皮膚科医に相談するのが確実です。

爪水虫の外用薬「ルコナック」

残念ながら、爪水虫の薬「ルコナック」は市販されておらず、医師の処方箋が必要です¹。同じ成分のものも同様です。簡単に手に入れる裏技はありません。

爪水虫の薬には、ルコナックのほかに「クレナフィン」という塗り薬があります。こちらも処方箋が必要ですが、ルコナックよりも効果が高いというデータがあります。どちらの薬も副作用のリスクがあるので、使用する前には必ず医師に相談してください。

爪水虫の治療は長期にわたることが多いので、根気よく続けることが大切です。また、爪水虫の予防にも気をつけてください。爪水虫の原因となる白癬菌は、暖かく湿った環境に好んで住みます。そのため、以下のことに注意してください。

• 爪を清潔に保ち、定期的に切る

• 靴下やタオルなどはこまめに洗濯し、乾燥させる

• 共用の浴室やプールなどでは、サンダルや水着などを着用する

• 他人の靴や靴下などを借りない

以上、爪水虫の薬についての情報でした。ご参考になれば幸いです。