デパスとリスパダールの違いを解説|昼と夜で飲み分ける理由とは

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「デパスは昼に飲んで、リスパダールは夜に飲むように言われたけれど、なぜ?」
精神科や心療内科で治療を受けていると、このような疑問を持つ方は少なくありません。
どちらも心の症状に使われる薬ですが、役割や効果は大きく異なります。
この記事では、デパスとリスパダールの違い、昼と夜で飲み分ける理由、副作用や注意点について、初めての方にもわかりやすく解説します。
- 1. デパスとリスパダールは役割が違う薬
- 2. デパスとは?
- 3. リスパダールとは?
- 4. なぜ昼と夜で飲み分けるの?
- 4.1. ①眠気を考慮している
- 4.2. ②日中の不安を抑えるため
- 4.3. ③夜の睡眠を助けるため
- 4.4. ④副作用を少なくするため
- 5. デパスとリスパダールは一緒に飲んでも大丈夫?
- 6. 副作用にも注意
- 6.1. デパスの主な副作用
- 6.2. リスパダールの主な副作用
- 7. 自己判断で服用時間を変えてはいけない理由
- 8. よくある質問
- 8.1. デパスは睡眠薬ですか?
- 8.2. リスパダールは統合失調症だけの薬ですか?
- 8.3. デパスとリスパダールを飲み忘れたら?
- 9. まとめ
デパスとリスパダールは役割が違う薬
まず結論からいうと、両者は同じような薬ではありません。
| 項目 | デパス | リスパダール |
|---|---|---|
| 主成分 | エチゾラム | リスペリドン |
| 薬の種類 | 抗不安薬・睡眠導入作用 | 抗精神病薬 |
| 主な効果 | 不安を和らげる | 幻覚・妄想・興奮を抑える |
| 即効性 | 比較的早い | 徐々に安定して効果が出る |
つまり、
デパスは「不安や緊張を和らげる薬」
リスパダールは「脳内の神経伝達のバランスを整える薬」
という違いがあります。
名前はよく聞く薬ですが、働き方はまったく異なります。
デパスとは?
デパス(エチゾラム)は、ベンゾジアゼピン系に分類される抗不安薬です。
次のような症状に処方されます。
- 強い不安
- 緊張
- パニック発作
- ストレスによる身体症状
- 不眠
服用後30分~1時間程度で効き始めることが多く、
「今つらい」
という症状を早く和らげることが得意です。
そのため、
- 朝の不安が強い
- 外出前に緊張する
- 会議や仕事前に不安になる
などの場合に昼間に処方されることがあります。
リスパダールとは?
リスパダール(リスペリドン)は抗精神病薬です。
統合失調症だけでなく、
- 双極性障害
- 強い興奮
- イライラ
- 攻撃性
- 一部の発達障害に伴う症状
などにも使用されます。
脳内のドーパミンやセロトニンの働きを調整することで、
精神状態を安定させる薬です。
即効性よりも、
継続して飲むことで効果が安定する薬
と考えるとわかりやすいでしょう。
なぜ昼と夜で飲み分けるの?
もっとも気になるのがこの点です。
実は、薬そのものに「昼専用」「夜専用」という決まりはありません。
しかし、次の理由から飲む時間を分けることがあります。
①眠気を考慮している
デパスもリスパダールも眠気が出ることがあります。
特にリスパダールは眠気が強く出る人もいるため、
夜に服用することで日中の活動への影響を減らしています。
②日中の不安を抑えるため
デパスは即効性があります。
朝や昼に飲むことで、
仕事や学校などの日中の不安を軽くできます。
そのため、
- 朝食後
- 昼食後
などに処方されることがあります。
③夜の睡眠を助けるため
リスパダールは、
精神状態を安定させるだけでなく、
眠気が睡眠の助けになる場合があります。
夜に飲むことで、
眠りやすくなる患者さんもいます。
④副作用を少なくするため
眠気だけでなく、
- ふらつき
- 集中力低下
などを考慮し、
医師は生活スタイルに合わせて服用時間を決めています。
デパスとリスパダールは一緒に飲んでも大丈夫?
医師の指示がある場合は、一緒に処方されることは珍しくありません。
理由は、
役割が異なるからです。
例えば、
- デパスで不安を和らげる
- リスパダールで精神状態を安定させる
というように、お互いの効果を補いながら治療を進めるケースがあります。
ただし、
どちらも眠気が強くなることがあるため、
服用後の車の運転や危険な作業には十分注意しましょう。
副作用にも注意
デパスの主な副作用
- 眠気
- ふらつき
- めまい
- 注意力低下
- 長期使用による依存
特に長期間の連続服用では、
急にやめると離脱症状が出ることがあります。
自己判断で中止しないことが重要です。
リスパダールの主な副作用
- 眠気
- 体重増加
- 手足の震え
- 筋肉のこわばり
- 高プロラクチン血症
長期間服用する場合は、
定期的な診察や検査を受けながら治療を続けることが大切です。
自己判断で服用時間を変えてはいけない理由
インターネットを見ると、
「夜に飲んだほうがいい」
「朝に変更した」
という体験談を見かけます。
しかし、
薬はその人の症状や生活に合わせて処方されています。
自己判断で時間を変更すると、
- 効果が弱くなる
- 副作用が強くなる
- 症状が悪化する
可能性があります。
服用時間を変えたい場合は、
必ず主治医や薬剤師に相談しましょう。
よくある質問
デパスは睡眠薬ですか?
睡眠薬ではありません。
抗不安薬ですが、眠気が出るため不眠にも使われることがあります。
リスパダールは統合失調症だけの薬ですか?
いいえ。
現在では、
双極性障害や興奮、イライラなど幅広い症状に使用されています。
デパスとリスパダールを飲み忘れたら?
飲み忘れた場合の対応は薬や服用時間によって異なります。
気付いた時間や次の服用までの間隔によって対応が変わるため、自己判断で2回分をまとめて飲まず、医師や薬剤師の指示に従いましょう。
まとめ
デパスとリスパダールは、どちらも精神科でよく処方される薬ですが、役割は大きく異なります。
- デパスは不安や緊張を素早く和らげる抗不安薬
- リスパダールは精神状態を安定させる抗精神病薬
- 昼と夜で飲み分けるのは、効果や眠気、副作用、生活リズムを考慮しているため
- 自己判断で服用時間を変更したり、中止したりするのは避ける
薬の飲み方は一人ひとりの症状に合わせて決められています。疑問や不安がある場合は、自己判断せず、主治医や薬剤師に相談しながら安全に治療を続けることが大切です。


