「持続感染」が引き起こす新型コロナウイルス後遺症の長期的影響
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新型コロナウイルスは、一度感染すると完全に排除できずに体内に残り続ける「持続感染」というのがあるのですか？
それによって、他の病気の原因になる可能性があるのですか？
持続感染とは（後遺症）
新型コロナウイルス（SARS-CoV-2）は、一部の人々において「持続感染」を引き起こす可能性があります。これは、ウイルスが体内に長期間残り続ける状態を指します。
持続感染が起こると、ウイルスが完全に排除されず、少量ながらも体内に残り続けることがあります。
この持続感染が他の病気の原因になる可能性も指摘されています。例えば、持続感染が原因で免疫系が弱まり、他の感染症にかかりやすくなることや、慢性的な炎症が引き起こされることがあります。
また、持続感染が新型コロナウイルス後遺症（Long COVID）の一因となる可能性もあります。
ワクチンで感染症はある？
モデルナなどのコロナワクチンがありますが、これを打つと、コロナウイルスの持続感染のような状態になってしまうことは、考えられませんか？
モデルナや他のmRNAワクチン（ファイザーなど）は、持続感染を引き起こすことはありません。
これらのワクチンは、ウイルスの一部であるスパイク蛋白を作るための設計図（mRNA）を体内に導入し、免疫反応を引き起こす仕組みです。
ワクチンに含まれるmRNAは、体内で数日以内に分解され、スパイク蛋白も数週間以内に消失します。
また、mRNAワクチンは生きたウイルスを含んでいないため、ワクチン接種によってウイルスが体内に残り続けることはありません。
したがって、ワクチン接種が原因で持続感染が起こることは考えられません。
ワクチン接種によって得られる免疫は、感染を防ぐだけでなく、感染した場合でも重症化を防ぐ効果があります。
